熊野海盆 と駿河湾 における 海底地殻変動観測 名古屋大学 地震火山・防災研究センター 田所敬一・生田領野・安藤雅孝・奥田 隆・ 杉本慎吾・ G. M. Besana 【研究協力・共同研究先】 三重県科学技術振興センター 調査船「あさま」 東海大学 実習船「北斗」 静岡県水産試験場 観測船「駿河丸」 国土地理院
海底地殻変動観測システム
平成 17 年度 海底地殻変動観測 ■ 同一海底局の繰り返し観測 ○ 熊野灘 ・観測 7回(+平成 16 年度 3 回;計 10 回) ・成果 くり返し観測精度の評価 水平各成分 ±3 cm 紀伊半島南東沖地震による水平変動(再) ○ 駿河湾 ・観測 9回 ・成果 くり返し観測精度の評価 水平各成分 ±4 cm 海中音速構造の時間変化 測定と補正 ■ 船上局の広帯域化 ハイドロホンによる音響信号受信試験 ■ 海中音速構造の連続測定 曳航式水温・圧力センサ試験
海底局設置地点 ● 海底局設置サイト(既設) ▲ GPS 基準局(名大) ○ 海底局設置サイト(予定)△ GPS 基準局(国土地理院)
繰り返し観測実績
同一海底局のくり返し観測 熊野灘 ITRF2000 ±3 cm 繰り返し観測精度 水平各成分 ± 約 3 cm
紀伊半島南東沖地震による水平変動 陸上 GPS :国土地理院 GEONET 電子基準点 日々の座標値[ F2 解] 基準期間 2004/08/ /09/04 比較期間 2004/09/ /09/13 固定局 岩崎 (950154) 震央分布:気象庁一元化震源 2004/09/05 19: /09/07 19:06 (再解析+データ追加)
同一海底局のくり返し観測 駿河湾 繰り返し観測精度 水平各成分 ± 約 4 cm ITRF2000 東西成分 南北成分 ±4 cm
海中音速構造の時間変化 各層における音速の平均値からのゆらぎ 2005 年 6 月 日 駿河湾(船舶:駿河丸) CTD 測定 27 回 ほぼ連続して実施 1測定の所要時間約 30 分
海中音速構造の連続測定 機材 2006 年 1 月 日・ 2 月 日;駿河湾(船舶:北斗) 水温・水深(圧力)センサ 深さ 100 m 毎に取り付け 音響測距と並行して曳航観測 サンプリング間隔:3秒 精度:水温 ±0.002 ℃ 水深 ±0.6 m ( ±0.1 % FS )
海中音速構造の連続測定 結果 2006/01/242006/01/25 Hour 2006/02/22 Hour 2006/02/21 Hour
海中音速 時系列 2006/01/25
水温 時系列 2006/01/25